概要
単純な形態と明瞭な色彩を特徴とする画風“モリカズ様式”で、今なお多くの美術ファンを魅了し続けている画人・熊谷守一(1880―1977)。
明治・大正・昭和を貫く97年の生涯と、70年を超える画業を全うし、文化勲章を辞退したエピソードなどで「画壇の仙人」「超俗の人」など、世俗から離れたイメージで世に紹介されることの多い熊谷守一ですが、本著では、どのような人生を歩み、どのように絵と向き合ったのか、その真の像を改めて見つめなおします。
画業を辿る上で欠かせない代表作や、近年になって所在が明らかになった逸品など、油彩画・日本画・書の約200点を掲載し、あるがままの『自分』を貫いた稀代の画人に迫る一冊です。
「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」公式図録兼書籍である本著では、充実した作品解説と評伝年譜、桂南光氏や横尾忠則氏など各界からのエッセイを収録しています。
サイズ
H:218mm W:155mm
2021/06/01