概要
江戸時代の見世物から明治、大正、昭和におよぶ国内外の博覧会を辿る
1851年のロンドン万国博覧会から、パリ、ウィーンなど欧米各国に広まった博覧会。
江戸時代から「見世物」の文化が根付いていた日本で、諸外国の博覧会をどのように受け入れ、独自の広がりを見せたのか。
江戸時代の見世物から明治、大正、昭和におよぶ国内外の博覧会の歴史を、乃村工藝社所蔵の博覧会関係資料を中心に紹介し、人々が博覧会とどのように向き合ってきたのかをひもとく。
「時代とともにそのあり方を変えつつも、世紀を跨ぎつつ、内外にあって博覧会と称する展示会の方法論は継承されている。
国家を単位とした社会がある限り、また近未来の生活モデルを示す場が求められる限り、従来のようなかたちであるかどうかはさておき、博覧会という「文明の装置」は継承されることだろう。」(橋爪紳也「博覧会の世紀」より)
———
1851年 ロンドン万国博覧会
1867年 パリ万国博覧会
1873年 ウィーン万国博覧会
1893年 シカゴ万国博覧会
1900年 パリ万国博覧会
1910年 日英博覧会
1871年 京都博覧会
1872年 湯島聖堂博覧会
1877年 第1回内国勧業博覧会
1904年 セントルイス万国博覧会
1926年 電気大博覧会
1933年 満洲大博覧会
1940年 紀元2600年記念日本万国博覧会(幻の日本万国博覧会)
1964年 ニューヨーク万国博覧会
1970年 日本万国博覧会(大阪万博)
サイズ
B5変
2021/06/03